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理 

野球の世界には「球道即人道」という言葉があります。

読んで字の如く「野球の道は即ち人生の道である」という格言です。

若穂シニアは、野球を好きな子が、いずれは高校野球で「甲子園」を目指し、

その先の人生においても野球を通して学んだ経験を活かして、

その道を歩んで行ってほしいという理念に基づいて活動しています。

その基本理念を表したものが若穂シニアの「綱領」です。

​この教えを心にしっかり刻みつけるため、

日々の締めくくりには「綱領」をチーム全員で唱えて、一日を終えます。

元・東京ヤクルトスワローズ

  宮本慎也選手 直筆「球道即人道」

一、儀心の向上

気持ちのいい挨拶は人と人とのつながりの第一歩。人生において、人は一人では生きてゆけません。たくさんの人に支えられて歩んでいきます。野球も一人ではできません。たくさんの人に支えられ、心を通じ合わせないと勝てません。その第一歩が挨拶や礼儀です。これは「誰でもできること」です。野球でも、全力疾走やカバーリングなど、野球の上手い下手に関係なく「誰でもできること」を疎かにすると勝てません。だから、誰でもできる挨拶を、誰にもできないくらい徹底してやることを若穂シニアは目指しています。

一、学の心

何事においても学びに勉めることが、自分を成長させてくれる糧になります。野球も同じです。だから、若穂シニアは、家庭や学校での勉強に取り組む姿勢や生活態度なども大切にしています。勉強や学校生活に意欲を持って学ぼうと取り組む人は、野球もどんどん学ぼうとして上手くなるからです。中学生であることを自覚し、中学生として当たり前に取り組むべき勉強や日常生活を大切にできる人は、「考える野球」をするために必要な、アウトカウントやボールカウント、ランナーがどの塁にいるかの確認などといった、当たり前のことなのに抜けてしまいがちな凡事も徹底できるようになると若穂シニアは考えています。

一、不断の

ホームランが打ちたくて、素振りを毎日100回続けるという目標を立てたとき、大切なことは「素振り100回」よりも「毎日続ける」ことだと思います。「継続は力なり」という言葉があります。大切なのは、自分が成長しようと努力を続けること。「意識」を継続すれば、いつしか「習慣」になり、それが「人格」となっていきます。そして、「人格」はその人の「運命」を左右し、ひいては実りある「人生」へと導いてくれるでしょう。だから、ホームランという結果よりも、毎日続けるというプロセスを若穂シニアは大切にしています。

一、力一致

「チームワーク」という言葉があります。言うまでもなく、野球は一人ではできません。それに、一人がホームランを打てても、一人が三振を取れても、チームが試合に勝てるわけではありません。しかし、逆に、誰かがエラーしても、誰かがカバーリングしてくれれば、ミスにならずに済むかもしれません。ヒットを打てなくても、ランナーの塁を1つ進めてくれれば、得点につながるかもしれません。野球で使うボールは、たった1つです。チーム(全員)が、そのたった1つのボールのために、ワーク(動く)することが、若穂シニアの「チームワーク」です。

一、謝の心

今は、ボールや道具もたくさんある時代です。しかし、かつてはボール1個でさえ貴重な時代もありました。そんな時代の野球は、みんながその1つのボールを大切にし、目を離さず、失くならないように、必死に追いかけていました。まさに「一球入魂」です。しかし、今の時代は、ボールがたくさんあるがゆえに、ボールから目を離したり、必死に追いかけなくなってしまってはいないでしょうか? 現代社会は、野球をやるためのお金や道具や人の支えが豊富であるがゆえに、感謝の心が薄れがちになってはいないでしょうか?「感謝の心」こそが、必死に顔晴る(がんばる)ための原動力であり、自分を成長させてくれる原点です。だから、若穂シニアは「感謝の心」をチームの横断幕に刻んでいます。

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